今回はノルマンディー地方のオンフルールへ日帰り旅行に行ってきました。
パリを流れるセーヌ川の河口がある港町で、歴史的にイングランドから侵略をうけつつもなんとか再建、今も当時の建築物が残るとても可愛らしいエリアです。
パリからも車で約2時間なので、週末旅行にもぴったりの立地となっています。
- パリから日帰りでいける海辺にいきたい方
- フランス中世の雰囲気を味わいたい方
- オンフルールの観光スポットを知りたい方
それでは早速いきましょう!
オンフルールの街並み
オンフルールには、ゆかりのある著名人も多く、作曲家のエリックサティが生まれ、フランソワーズ・サガンが亡くなった土地、あとはモネはサント・カトリーヌ教会を描いたり、アーティストにも愛された街です。
サント・カトリーヌ教会
15世紀におこった100年戦争によってイングランドから侵攻をうけてしまったこともあり、当時の船大工が船舶建築の知識を活かしてサント・カトリーヌ教会を木造で再建築。
当時は財政的に石の確保が難しく、確保がしやすい木造になったんですね。(木組みの家が多いのも同じ理由だそうです)
とても開放的で気持ちのよい風が吹き抜けるので、なんとなくハワイにいるようです。
入場料は無料で誰でも入れます。
Sa Qua Na (サカナ)ミシュラン2つ星フレンチ
https://alexandre-bourdas.com/
日本語のサカナをもじって店名にしたフレンチのお店。
なんとミシュラン2つ星を獲得しているお店が、この小さな港町に居を構えており、今回は土曜日のランチに伺いました。
シェフのアレクサンドル・ブルダ(Alexandre Bourdas)さんは、北海道の洞爺湖ウインザーホテル「ミシェル・ブラス トーヤ ジャポン」のシェフを務めて、日本の洞爺湖サミットで総料理長もご経験されています。
実は、前回予約なしでランチで訪問したときは満席だったので、しっかりと予約をしてリベンジ。(Webからは不可でTELのみですが、予約必須だと思います)
営業日は水曜日~日曜日のみ、営業時間は朝食、ランチ、ディナーと 7:30 – 0:00 と通し営業でフル回転です。
ランチは前菜・メイン・デザートの組み合わせで選ぶことが出来ます。
今回は3品の26€ のコースを選択。
ミシュラン星付きにも関わらずかなりリーズナブルな値段設定。
ワインはその日の料理に合う赤・白グラスワインが1種類ずつが掲載されていますが、それとは別にワインリストもあり、自由に選択も出来ます。
1品目の前菜は牛肉のカルパッチョ。臭みのない新鮮な牛肉に茄子とアンチョビがGOOD。
2品目のメインはPascade と呼ばれる、ブルダさんの出身地アヴェロン地方伝統のクレープとレタスのリゾット。こちらもショッパイ&甘いでとても美味しかったです。
最後のデザートは数種類のパティスリーから選べます。(こちらは下記のベーカリーでも買えます)
Sa Qua Naのベーカリーもオススメ
実はSa Qua Na系列店のベーカリーがオンフルール中心地から少し離れたところにもあり、そちらでもこのお店で出されているパティスリー類を買うことが出来ます。
道路沿いに常設のマルシェがあってわかりづらいですが、かわいいお店。
まとめ
いかがだったでしょうか。
フランスの港町は南仏のマルセイユなどが有名ですが、パリから日帰りで行けるオンフルールも小規模ながら当時の雰囲気が残っており、フランス観光の際に時間があれば是非足を運んで観光したいスポットのひとつです。
見どころは、今回訪問したサント・カトリーヌ教会をはじめ、サティの生家、ブーダン美術館など見所も多いのですが、街自体はコンパクトなので歩いて回ることができます。
オンフルールにあるレストランは旧港や市街地にたくさんありますが、観光客向けのハズレのお店も多いので、ランチやディナーをしっかりと楽しみたいというかたは、事前のチェック&予約がベターです。
現地からは以上です。