毎月第一日曜日は、多くのパリの美術館が無料公開になるのでオランジュリー美術館へ。(パリには本当にたくさんの美術館があるので、どの美術館が日曜日に無料公開になるかは、こちらのホームページが詳しいので要チェック!)
今回は9月の午前11時ごろの訪問でしたが、目立った混雑もなくスムーズには入れました。
こちらの記事では、チケットの買い方から美術館の内部までをご紹介したいと思います。
それでは早速行きましょう!
オランジュリー美術館について
オランジュリー美術館は、もともとチュイルリー庭園におけるオレンジの温室施設で、1927にモネの睡蓮を展示するために改修して作られた美術館です(だからオレンジという名前になったと知る)。
パリの3大美術館は時系列で作品群が分かれていて、ルーヴル美術館が主に15〜17世紀のヨーロッパの作品、オルセー美術館が主に19世紀中旬〜20世紀前半となっているのに対して、オランジュリー美術館はモネをはじめとする19世紀末〜20世紀前半の印象派の作品が多く展示されているのが特徴です。
もし時間に余裕があれば、時代を追ってルーヴル美術館から順番に鑑賞してみるのも時代背景がわかって面白いかと思います。
アクセス
オランジュリー美術館に行く場合は、メトロのConcorde駅が最寄り。
もしルーヴル美術館(ルーヴル美術館→オランジュリー美術館はチュイルリー庭園経由で徒歩15分程度)、また同様にオルセー美術館も徒歩圏内です。
施設名 | オランジュリー美術館/Musée de l’Orangerie |
住所 | Jardin Tuileries, 75001 Paris, フランス |
営業日 | 毎週火曜 5/1(祝)、7/14(祝)午前、12/25(祝) は閉館日 |
営業時間 | 9:00-18:00 |
電話番号 | 0144504300 |
最寄駅 | メトロ1,8,12番線 Concorde駅 徒歩5分 |
チケット | 公式HP / getyouguide(日本語) |
チケットについて
チケットは公式HP、もしくは日本語のGetyourguideのサイトからも購入可能です。
大人:12.5€
同伴子供(18歳以下):10.0€
ミュージアムチケットを持っている場合は、下記 “Free of Charge Reservation” 0.00€ でスムーズな入場を予約をすることも出来ます。オーディオガイドは5€です。
館内の様子
入り口からモネの間まで
地上階(0階)モネの間
セキュリティチェックと手荷物クロークを抜け、真っ直ぐ正面の通路を抜けると、早速モネの睡蓮の間にアクセスできます。
最初の部屋(展示室2)では「緑の反映」「朝」「雪」「日没」に360°囲まれるように堪能することが出来ます。
さらに奥の部屋(展示室3)には「二本の柳」「明るい朝、柳」「朝の柳」「木々の反映」を楽しむことができます。この2つのモネ空間を訪れるだけで別世界にいるような体験が出来ます。
ただ、土日は観光客に加えて現地人も多く訪れるため、館内は少しガヤガヤした雰囲気になりますので、ゆっくり真ん中のベンチに座ってぼーーっと「睡蓮」の空間に浸りたい方は、平日の朝や遅い時間を狙って訪問するのがベターです。
地下1階 カフェ&お土産ショップ
地下1階には、休憩スペースのカフェとお土産ショップがありますが、割と狭いスペースになりますのでゆっくりと休憩というよりは飲み物を買う程度でしょうか。
カフェの奥に綺麗なトイレもあります!
地下2階 敏腕画商 ポール・ギヨームのコレクション
ポール・ギヨーム(1891-1934)は印象派からエコール・ド・パリ時代にかけて、独自の選美眼で蒐集を行い、当時はまだマイナーだった画家たちを世に売り出したパリの画商です。
展示にあるモディリアーニやキリコ、マティス、ピカソなど、ギヨームが見出した画家のコレクションを地下2階ではところ狭しと堪能することが出来ます。
まとめ
オランジュリー美術館では、有名なモネの睡蓮の連作をはじめ、ポール・ギヨームの蒐集した印象派名画をイッキに堪能することが出来ます。
館内はカフェとお土産スペースを除けば、ルーヴルとオルセーに比べてかなりコンパクトな美術館です。
動線もわかりやすく、日本人にも人気のある印象派作品が多いので、最後まで飽きることなく観て回ることが出来ます。
オランジュリー美術館の場所は、オペラ・ガルニエなどの観光地中心地となるオペラ地区から近く、ルーヴル美術館やオルセー美術館と合わせて鑑賞するのもよし、徒歩でシャンゼリゼ通りへ行って凱旋門に歩いて行くのもよしと、他の観光スポットとも調整がしやすいスポットです。
現地からは以上です。