2022年バカンス明けの最初の週末、フランス北東部の街「ランス」へ。
フランク王国を統一したクローヴィス王様が496年に洗礼を受け、その後25人の国王の載冠式がランスのノートルダム大聖堂で行われた由緒ある都市。
パリからは車で1時間半程度、途中の高速道路から見える風景は、富良野のような開放的な雰囲気でした。
ランスはシャンパーニュ地方に位置していてシャンパンが名産。ヴーヴクリコをはじめ、気になるシャンパンメゾンに立ち寄ってワイナリーツアーや試飲もできますが、今回は時間の関係からカット。
ノートルダム大聖堂、フジタ礼拝堂を巡る日帰り旅行の行程をご紹介します。
それではいきましょう!
ノートルダム大聖堂
https://www.cathedrale-reims.com/
フランスにある三代大聖堂のひとつで、最初の聖堂が1210年に火災で焼失。1211年から新しい建築が開始された。建築資金を捻出するため重税を課したことで民衆から反発があり建築は長引くことに。1475年に完成となりますが、結局約260年もの歳月を費やすことになりました。
18世紀のフランス革命で彫像などが破壊され、第一次世界大戦にドイツ軍によって破壊されてしまったようです。今も再建工事が継続中。
ファサードの彫刻も非常に手が込んでおり、入口上に鎮座する「微笑みの天使」は是非見てみてください。
入場料は無料です。
【Le Tablier Reims】ドルエ・デルロン広場近くでお値打ちなランチ
ノートルダム大聖堂の近くにもいくつかワインバーやビストロもあったのですが、あんまり惹かれるお店が無く、歩いて10分程度の距離のドルエ・デルロン広場に、良さげなテラスを発見。
ポークリブ、ハンバーガー、トリュフパスタといったフレンチっぽくないメニューだったけど、歩いてお腹が減っていた事もあり、どれもいい塩梅。
IPA系の地ビールもあり(シャンパン飲もうとしたけど誘惑に負けた)、3人でトータル65ユーロ程度とリーズナブル。
フジタ礼拝堂
パリで絶大な人気を誇った画家、レオナール・フジタこと藤田嗣治がデザインした礼拝堂。
1959年にランスの大聖堂で君代夫人と洗礼を受け、その当時嗣治のパトロンだったシャンパンメーカー「マム」社の敷地内に礼拝堂を建築することになった。
- 所在地 33, rue du Champ de Mars 51100 REIMS
- Tel +33(0)3 26 35 36 00
- 開館時間 〈5月2日‐10月31日〉 14:00- 18:00
- 休館日 火曜日、11月1日~5月1日、7月14日
- 入館料 一般:5ユーロ(ランス美術館の入館料含む)
まとめ
ランスの街自体はコンパクトで観光地も多くはありませんが、街や大聖堂の周りは中世の雰囲気が残っており、パリから日帰りでフランス原風景を楽しみたい方にはオススメの街です。
今回は残念ながらシャンパンメゾンには行けませんでしたが、メゾンを組み合わせれば一日ゆっくりと楽しむことが出来ると思います。
パリからも比較的近くアクセスがしやすい都市です。
藤田作品がもっと見たくなりましたので今度は藤田のアトリエ(パリから30分くらい)にも足を運んでみたいと思います!
現地からは以上です。