パリ情報

日本人職人が営むShinya Pain/シンヤパン!パリで本当に美味しいパンが食べたいならココ!

せっかくパリに来たんだから、本当に美味しいパンを食べたいけど、ググったパン屋さんは有名どころばかりでそこまで惹かれないなあ、もっと隠れた名店はないかなあ、と感じている方も多いかと思います。

結論、パリ在住4年間で色々とブーランジェリーのパンを食べてきましたが、Shiya Painほど小麦のうまみや触感を感じるパンを今まで食べたことがなく、パリでここ以上に美味しいパン屋さんに今のところ出会ってません。(ここを超える美味しいパン屋さんがあれば、是非教えて下さい!)

今回は、そんな方に向けてモンマルトル地区にある日本人パン職人の方が営んでいるパン屋さん、Shinyapain をご紹介します。

美食の街パリで、本当に美味しい小麦を感じるパンを食べてみたい方

基本情報

店名 Shinya Pain/シンヤパン
住所 41 Rue des Trois Frères, 75018 Paris, フランス
営業日 木曜~日曜 
営業時間 16:30-19:30
電話番号
公式HP 公式インスタグラム
最寄駅 メトロ2,12番線 Pigalle駅 徒歩10分

Shinya Pain(稲垣信也さん)について

たったおひとりで生産から販売までおこなっているため、営業日は木~日曜日だけ、一日4時間だけオープンするパリでも珍しいブーランジェリーです。

色々とご経歴を調べてみると、20年以上フランスやベルギーの農家でパン作りを学び、パリのブーランジェリーで修行をされた方だそう。

また材料には古代小麦を使用して、天然酵母も手作りされているのがこだわりとのこと。

専門的なことは詳しくはわからなかったのですが、古代小麦は人工的な手が加わっていない小麦の原種で、とても栄養価がとても高く、グルテンが少ない(グルテンレスでアレルギーを発症しにくい)のが特徴だそうです。

小麦って奥が深い

お店で購入できるパンは、田舎パンやスコーンなどの素朴なものがメインで品数は少ないです。食事のときっておかずの付け合わせでパンを食べますが、ShinyaPainのパンは圧倒的にパンが主役になります。(レストランで無言でコレが出てきたら固まるレベル)

職人気質な方かと思いきや、Shinyaさんはとても気さくな方なので、気になるパンがあれば、その場でとても詳しくご説明してくださいます。

計り売りなので、気に入ったパンを好きな量だけ購入できるのもいいですよ。

パリのフリーペーパー「OVNI」にShinya Painが特集がされているので、ご興味のある方はご覧になってみて下さい。

アクセスは悪いのでご注意を

モンマルトル地区の狭い路地にひっそりと佇むShinya Painのお店。

アクセスは悪いので都心部のように簡単にいけないにも関わらず、連日夕方のオープン前には長蛇の列ができています。

モンマルトル界隈のオシャレエリアを抜けていきます
オシャレなバーやブティックも軒を連ねる

こちらはオープン直後のお店の様子。右側の黒いお店がShinya Painですが、並ぶことが嫌いなフランス人もじっと美味しいパンを求めて並んでいるのが美味しさを物語っています。

スムーズに購入されたい方は、開店前にお店に到着されることをオススメします。

1客単位で入店して、Shinyaさんと会話して欲しいパンを選びます
開店前から長蛇の列が

今までに食べたことのあるShinyapain パン

パンの種類は日替わりでいつも全種類あるわけではないですが、今回はその中で食べたことのあるパンをご紹介します。

圧巻の戦利パン!
カットした状態をもういっちょ

Pain Sarrasin / サラザン そば粉を使ったパン (12€/kg)

Pain Sarrasinの断面

そば粉の香ばしさとホロホロと崩れる触感がたまらないです。そのままで何も付けずにどんどん食が進みます。少し塩っけがあるため、チーズやサーモンとの相性も抜群です。

Engrain/アングラン (14€/kg)

Engrainの断面

しっとりと粘着質なパンはほんのり甘く、食べだしたら止まらない旨さです。パンというかよりも密度の濃いホットケーキ(語彙力がなくスミマセン)を食べているような弾力が、小麦本来の美味しさを引き立てます。

邪道かも知れませんが、個人的にはメープルシロップを付けて食べるのも美味でした!

Pain Noir/ノアール (14€/kg)

しっとりとしていて旨味が強い

食感はアングランと似ていましたが、アングランよりも風味が強く小さな種もアクセントになってとても美味しいです。

Pain Figuers et Noix / いちじくとナッツのパン (13€/kg)

Pain Figues et Noix

ドライいちじくとナッツが入ったパンですが、単に甘さが強いだけの菓子パンの要素は一切なく、こちらは余計な甘さが一切なく、小麦本来の香りといちじくの甘味がベストマッチしている一品です。

まとめ

いかがだったでしょうか。

Shiya Painは、パリに来たなら本当に小麦を感じる美味しいパンを食べてみたい!という願望を満たしてくれる名店です。

Shinyaさんが焼くパンは現地でもとても高い評価を得ており、並ぶことが嫌いなフランス人でも行列を作って買いに来ています。それほどフランス人にも認められていることの裏付けになっていると思います。

古代小麦、手作り天然酵母から信也さんがこだわって作られるパンは、いままで食べてきたパンの常識が崩れるほど美味しいので、是非ともモンマルトルやサクレクール寺院の近くに来たときは訪問してみてくださいね。

最後に、アビクラはShiya Painのまわしものではないことをここで強調しておきます。笑

現地からは以上です。

ABOUT ME
アビクラ
日系メーカーでヨーロッパ海外駐在8年目の30代サラリーマン。 駐在員ならではの生活情報、観光、出張時の役立ち情報を発信中。 →現在フランス駐在 : 5年目 訪問国数 : 25 (2022年11月時点) 【保有ステータス&得意技】 - Star Alliance Gold (SFC) - Marriott Bonvoy : Gold - Accor Live Limitless : Gold - TOEIC 910点 - "超"サバイバルレベル : ロシア語・フランス語 トルコ語 - ジーンズソムリエ